AIを「ポジティブ」に捉えているのは8割以上も、詳しく「知っている」のは約2割
まず、AIがどんなことができるか知っているかを尋ねた結果、はっきりと「知っている」と回答したのはわずか18%にとどまった。「何となく知っている」という回答が最も多く、59%を占め、「何となく知らない」が14%、「知らない」が9%という結果になった。また、AIに対して抱いているイメージを尋ねたところ、83%が「ポジティブ」、17%が「ネガティブ」と回答した。
※アドフレックス・コミュニケーションズ調べ
続いて、AIがズバリどんな物だと思うかを尋ねたところ、「自分で学習するシステムのこと」が59%で最も多い回答となった。ほかには、「ロボットのこと」(50%)、「仕事を効率化するツールやシステムのこと」(19%)といった誤解が多数を占めた。また、「インターネットのこと」(11%)や「人工的に作られたクローンのこと」(8%)などの明らかな誤解も少なくなかった。
※アドフレックス・コミュニケーションズ調べ
AIに対して抱いているイメージを自由記述で回答してもらった結果、「学習能力がすごい。生活を便利にしてくれる」(20代女性)、「これからの時代にかかせないもの」(20代男性)、「コミュニケーション、特に文面や口語での意思疎通が人間と遜色ないと感じるほどに進歩発達することに期待しており、可能性を感じているので肯定的イメージを抱いている」(30代男性)といった肯定的なイメージを持つという声のほか、「最初はよく分からなくて怖かったが、実際に利用してみると自分の生活を楽にしてくれる、手助けしてくれるものだと分かったので、今は便利でどんどん進化していくものだと思う」(20代女性)など、当初はよく分からずに怖いと思っていたが、肯定的なイメージに変化したという声も集まった。
一方で、「人間の仕事を楽にする部分と、(人間が)仕事をなくしてしまう部分がある」(60代男性)、「便利だが、頼りすぎると、怖い気もする」(60代男性)、「学習すれば何でもできそうだが、モラルに関してだけは人が管理しないと問題が起きる」(30代女性)など、便利だが注意が必要と感じているとする声や、「よく分からないが、怖いイメージ」(40代女性)と、ただただ恐れているという声もあった。
そして、どのような製品がAIを搭載していると思うかを尋ねたところ、「スマートフォン」という回答が46%で最も多く、続いて「自動車」(42%)、「スピーカー」(38%)、「パソコン」(35%)、「エアコン」(32%)といった回答が多かった。アドフレックス・コミュニケーションズは、スマートフォンという回答が最も多くなった要因として、「Googleアシスタント」や「Siri」といった音声アシスタント機能の存在が影響している可能性があると指摘している。また、「スピーカー」という回答が多かった要因も、「Google Home」や「Amazon Echo(Alexa)」など、具体的な製品をイメージしやすいためだと推測している。
※アドフレックス・コミュニケーションズ調べ
最後に、AIが将来解決してくれる、あるいは解決してほしいと思うことを自由記述で尋ねた結果、「家族の一員のような存在であってほしい」(30代女性)、「わからないことや悩みを相談したら答えてほしい」(50代男性)、「医療の面においてあらゆる角度からその人の健康状態、病気に対してのお薬などのサポートをしてもらえたらありがたいです」(50代女性)、「完全自動運転や家族のような存在になって話し相手や介護してくれるロボットが欲しいですね」(60代女性)など、家族のように人に寄り添いながら生活を支援してほしいという声が集まった。
加えて、「今の家を買うべきか、売るべきか、など大きな買い物をするときの決断を任せたい」(30代男性)、「在庫管理、生産管理でなるべく無駄が出ないエコな世の中にしてほしい」(30代女性)、「児童虐待やいじめを防ぐシステム作り」(50代女性)など、具体的な課題を挙げて、AIにその解決を期待する声も集まった。
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