およそ2割がVR経験あり、 「まだ持っていないが今後購入したい」が3割
マクロミルは2019年2月7日、消費者のVR(Virtual Reality)に関する意識調査を実施し、その集計結果を公開した。調査期間は2019年1月11日から1月13日で、調査対象は日本全国の15~69歳の男女。インターネットを利用して調査を実施した。
まず、「VR(Virtual Reality)」という言葉を知っているか尋ねたところ、53%が「どのようなものか知っていた」、38%が「名前を見聞きした程度」と回答し、合計91%がVRという言葉を何らかに形で知っていたことが明らかになった。
続いて、VRを体験したことがあると回答した206名を対象に、どのような形で体験したのかを聞いた。その結果、43.7%が「VR動画視聴」、37.9%が「ゲーム機、PC,スマホでのVRゲーム」、30.6%が「アミューズメント施設のVRアトラクション」と回答した。
※マクロミル調べ
VRを体験したことがある206名のうち、34%が「満足」、52%が「やや満足」と回答しており、合計で85%が満足感を得ていることが分かった。「満足」「やや満足」と回答した理由については、次のような回答が得られた。
- 「リアルな臨場感を体験することが出来るから。(満足/10代男性)」
- 「非現実的なことながら、立体感があって現実のように感じる。(満足/60代男性)」
- 「非日常感を感じられて、とても楽しかったから。(満足/50代女性)」
- 「没入感がすごく現実との区別がつかなくなるレベルだった。少し疲れが出るのでやや満足。(やや満足/20代男性)」
- 「本当にその場にいるような感じがした。音もリアルで綺麗だった。(やや満足/20代女性)」
一方で、「やや不満」「不満」という回答の理由としては次のようなものが挙がった。
- 「現実とは違い酔いがあるから。(やや不満/10代男性)」
- 「画像が荒いメガネ着用だと合わせにくい。(やや不満/40代男性)」
- 「長い時間ではなかったが首が疲れた。慣れていないせいか目が回って気持ち悪くなった。つけている間、頭が暑かった。(やや不満/30代女性)」
- 「酔って気持ち悪くなった。(不満/40代男性)」
現在、家庭向けVR機器の所有率はわずか3%だが、所有していない回答者も8%が「是非欲しい」、22%が「まあまあ欲しい」と回答している。合計で30%が家庭用VR機器を購入する意思があるということだ。
そして、家庭用VR機器を購入するとしたら、いくらまで出すかを尋ねたところ。1万円~5万円未満が40.7%、5000円~1万円未満が37.2%という結果になった。得られた回答の平均を算出したところ、1万9991円という結果が出た。
※マクロミル調べ
そして、最近不動産の内覧や住宅リフォームの完成イメージの確認、車の試乗体験など、商品購入、サービス利用前にVRで疑似体験を提供する業者が増えている。そこで、サービスの利用、商品の購入前にVRで仮想体験ができた方が、購入意欲が高まるかどうかを尋ねた。
その結果、全体の17.5%が「高まる」、24.8%が「やや高まる」と回答した。合計42.3%が、購入意欲が高まると考えているという結果だ。ただし、VRをすでに体験している調査対象者に限定して調べると、32%が「高まる」、29.1%が「やや高まる」と回答しており、合計で61.1%が事前のVR体験によって購入意欲が高まると考えていることも分かった。
※マクロミル調べ
VRの今後について尋ねたところ、18%が「浸透すると思う」、43%が「どちらかといえば浸透すると思う」と回答。合計で61%が何らかの形で浸透していくと考えている。加えて、VRの活用が進むと思う分野を挙げてもらったところ、62%が「ゲーム」、58%が「アミューズメント施設」、54%が「映画」という結果になった。
※マクロミル調べ
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