スマホ決済アプリ利用者の7割弱が「コンビニ」での支払いで利用
対応端末へのタッチやコードの表示等で支払いが完了するキャッシュレス決済が世の中に浸透しつつある。国も利用を後押ししており、10月の消費増税後、中小規模事業者でのキャッシュレス決済に対してキャッシュバックを行う予定だ。そんな中、マイボイスコムは、自社が運営するリサーチサイト「MyVoice」のアンケートモニターを対象に「モバイル決済に関する調査(第3回)」を行い、4月8日に結果をまとめたレポートを発表した。
調査は2月1日~2月5日にインターネット調査で行われ、10,099名から回答を得た。回答者の内訳は男性5,487名、女性4,612名。 年代別では10代26名、20代381名、30代1,160名、40代2,541名、50代2,918名、60〜70代3,073名となる。
最初に個人で主に利用している携帯情報端末について調べている。「iPhone」が27.4%、「iPhone以外のスマートフォン」は40.5%。いわゆるガラケーである「携帯電話」は22.4%、「どれも利用していない」人も9.7%いた。つまり、スマートフォン主利用者は全体の7割弱であった。なお、年代別にみると、10~40代が8~9割、50代では7割弱、60〜70代でも5割強が利用していた。
回答者に直近1年間に利用したスマホ決済アプリ・サービスを複数回答で聞いたところ、79.2%が「スマホ決済での支払いはしていない」と答えた。残りの20.8%がどの決済サービスを使っているかは下のグラフを参照いただきたい。
※マイボイスコム株式会社調べ
「おサイフケータイ」の利用者は全体の6.0%、「楽天ペイ」が4.9%、「PayPay」、「d払い」「モバイルSuicaアプリ」、「Apple Pay」、「LINE Pay」などが各3~4%という結果。
年代別に見ると、「LINE Pay」、「Apple Pay」は10〜20代、「おサイフケータイ」は男性40~70代、「楽天ペイ」は男性30代で高い傾向にあった。
では、どこでスマホ決済を使うのだろうか。『スマホ決済アプリ利用者が直近1年間に支払った場面』を聞いている(下図)。
※マイボイスコム株式会社調べ
トップ3は、「コンビニ」、「スーパー」、「ドラッグストア」。身近でより生活に密着した店で利用することが多いようだ。
『スマホ決済アプリ・サービスの利用意向』を聞いており、21.7%が『利用したい』と回答する一方で、51.6%が『利用したくない』と回答。利用したい意向は特に男性や若年層において高く、男性10〜20代では4割強であった。
※マイボイスコム株式会社調べ
最後に、寄せられたフリーコメントを一部抜粋して紹介する。
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〈スマホ決済を利用したい〉
- 現金を払うのは面倒で、早く簡単に支払いたいから。何に支払ったかの確認が現金に比べて記録に残って簡単だから。(女性 62歳 直近1年間非利用/iPhone以外主利用)
- スマホだけ持っていればいいので楽だし、ポイントが貯まるから。(女性 31歳 直近1年間スマホ決済利用/iPhone以外主利用)
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〈どちらとも言えない〉
- クレジットカード決済よりもお得感があるなら考えてみたい(男性 43歳 直近1年間非利用/iPhone主利用)
- セキュリティが心配ですがポイントが貯まってとくなので使います。微妙な心境です(女性 33歳 直近1年間スマホ決済利用/iPhone以外主利用)
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〈スマホ決済を利用したくない〉
- スマホにすべてが集約されていると、スマホが壊れたり、紛失したときが怖いから。(女性 35歳 直近1年間非利用/iPhone主利用)
- なんとなく安全上に不安がある。データなど、逆に読み取られそうなイメージがあるから。(女性 41歳 直近1年間非利用/iPhone以外主利用)
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