「2019年IT業界動向調査」から見えてきた “12のトレンド” とは?
オックスフォード大学の調査では今後10年で起きるテクノロジーの進化により、およそ半分の仕事がなくなると予測したが、デジタルトランスフォーメーションの進展は近い将来、我々をどのようなビジネス環境へと導いていくのか。ワールドワイドで100ヵ国以上の国と地域で取得されている認定資格を提供するCompTIA(コンプティア)は、2019年IT業界の動向調査をグローバルで実施し、「2019年に注目する12のトレンド」ならびに業界成長予測を発表した。
【2019年に注目するテクノロジー展望12のトレンド】
- クラウド、エッジ、5Gが、現代の経済インフラを形成
- IoTとAIが、アンビエントコンピューティングに新たな可能性を開く
- 分散型テクノロジーモデルが、既存の構造に挑む
- スタッカブルテクノロジーは、デジタル化の取り組みを高める
- 新興テクノロジーのビジネスは、販売チャネルの再改革を促す
- ハイパーパーソナライゼーションは、カスタマーエクスペリエンスを次のレベルに引き上げる
- パートナーシップは、新しいテックエコシステムの溝を埋める
- 持続的なテックワーカー不足が、新しいクリエイティブソリューションを促進する
- デジタルヒューマンモデルが、明日の職場を形作り始める
- テックプロフェッショナルは、予期せぬ結果を防ぐ上で先導的な役割を担う
- ハイテクはローテクへと次第に変換
- グローバルなテックハブが、イノベーションの要素を浮彫にする
同組織は、2019年に4%の業界成長を予測。今後の動向次第では6.4%まで上昇の可能性を示している。しかし反対に、国際貿易の混乱によって悪化した景気後退が、成長予測を1.5%まで押し下げる可能性もあるとした。
なお本調査内で、業界の幹部層が今後の成長を牽引するものとして挙げている要因には、「新しい顧客層に参入する能力」、「新事業の販売成功」、「新興テクノロジー分野などでの新製品の立ち上げ」がある。
また、顧客支出の弱さに対する通常の懸念以外に成長を妨げかねない要因として、「金融危機」、「政府の混乱」、「マージン圧力などの予期せぬ打撃の可能性」を挙げている。
CompTIAリサーチおよびマーケットインテリジェンスのシニアVPであるティム・ハーバート氏は、分析結果を総括し、次のように述べている。
「今年のトレンドは、テクノロジーを全体的に考えることの重要性を再確認するものです。“ネクストビッグシング”の議論には余地がありますが、ほとんどの組織はまず、インフラストラクチャ、アプリケーション、データ、サービスとしてのモデルにわたるテクノロジーの構成要素が、どう適合するか理解する必要があります」
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